定時制
1.概要
今日、若者の個性・価値観が多様化する中で、全日制高校に必ずしも馴染めない生徒が増えつつあります。そのような生徒たちがゆったりしたペースで自分なりの学び方や生き方を模索する一つの選択肢として現在の定時制高校は存在するのではないでしょうか。中学校時代に不登校だった生徒が本校では真面目に勉強して無事卒業していったという例も少なくありません。勿論、定時制高校の本来あるべき姿は、社会で働く勤労青少年が勉学に励む場所です。明るい未来への希望を胸に抱き、努力と忍耐をもって4年間の勉学を全うする、そんな逞しい意志をもった勤労青少年の方々も大歓迎です。
本校では、毎年3月に「群星」という文集を発行しています。1日4限の授業で、有職生徒には教科書が無料で支給されます。すでに高校を卒業されている社会人の方は、専門教科(工業科目)だけを履修して2年間で卒業することができます。実際に、大学まで卒業されているのに、仕事の関係で技術や資格が必要だからと、本校で学び卒業された方もいます。
2.教育目標
1)中学校における教育の成果をさらに発展拡充させて、国家および社会の有為な形成者として必要な資質を養うこと
2) 社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な技術の習得に努める
3)社会についての深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立に努める
3.教育課程
教育課程:PDFファイルをご覧ください。
4.学校紹介
学校紹介:PDFファイルをご覧ください。
5.年間行事
4月 入学式 遠足(全学年)
5月 中間試験 生徒総会
6月 マラソン大会
7月 期末試験 球技大会
9月 体育祭
10月 中間試験 文化祭
修学旅行(4年生) 遠足(1~3年)
11月 防災教室
12月 期末試験 映画教室
2月 生徒作品展
3月 卒業式 学年末試験
6.入学試験科目について
(平成23年度入学者)
【入学試験科目について】
・前期試験 1月25日(火) 面接があります。
・後期試験 3月10日(木) 国語・数学・英語の3教科と面接があります。
なお、20歳以上の社会人の方は作文に替えることもできます。
【平成24年度 選考基準】
小田原城北工業高等学校 /定時制の課程 機械・電気
前期選抜の選考基準(PDF)
後期選抜の選考基準(PDF)
神奈川県教育委員会HP
平成24年度公立高等学校入学者選抜選考基準
7.各科の特色
【機 械 科】
各種工作機械や溶接・原動機などを扱う実験・実習や専門科目の学習を通して、機械に関する基礎的な知識や技能の習得ができます。転職なので、機械系の専門知識・技能・技術が必要になった高校既卒者の方は、3年次に編入することで、2年間で卒業できます。
【電 気 科】
電気・電子の基礎知識や、ワード・エクセル・パワーポイントなどの情報処理技術を学びます。また、各種電子工作や電気工事など、多くの体験学習を通して電気技術が習得できます。転職などで、電気・情報系の専門知識・技能・技術が必要になった高校既卒者の方は、3年次に編入学することで、2年間で卒業できます。
8.卒業後の進路
不況で就職難の昨今ですが、在学中の勤務先にそのまま勤め続ける生徒もあれば、卒業を機に、新たな勤務先を見つける生徒もいます。
各分野のさまざまな職種にも就職可能で、少数ですが進学する生徒もいます。
また、高校既卒者で編入学してきた方々は、今までの職場で、さらに有利な条件で働いています。
9.日課
【定時制日課表】
予 鈴 午後5:15
夕定食 5:15~5:40
SHR 5:40~5:45
授 業 5:45~8:50(1日4校時)
下 校 9:30
10.部活動
トピックス
バドミントン部 全国大会(2010年)
3年連続の出場です!
個人・・・準決勝で優勝した北海道に敗れる
☆ 大会結果はこちら ☆
定時制なので、あまり時間は取れませんが、主に決まった曜日の放課後に活動しています。 各部の部長さんに、部の紹介をしてもらいました。
<写真部>
主な活動内容は城北祭での写真展示で、コンピュータを使ってのデジタル写真を多く使います。単に写真を撮るだけでなく、画像ソフトを使って、撮った写真をいろいろと調整してみたい人は来て下さい。
<陶芸部>
文化祭に出す作品などを部活の時間や夏休みに作っています。たとえば陶芸でお茶碗などを作ったり、ガラス細工でアクセサリー類を作ります。粘土をこねて、指でつまんで湯のみの形になるまで何度も気持ちを入れて作ります。できあがったときは、自分なりに満足できます。皆さんも参加してみて下さい。
<映画鑑賞部>
映画を見たり、今までに見た映画で良かったと思われるものについて、友達と感想を述べあったりしませんか?
DVDなどハード面での充実により、さらに映画のさまざまな感動が得られます。
<コンピューター部>
コンピューター部では、今話題のインターネットでいろいろな情報を検索したり、コンピューターグラフィックスを作成したり、ワープロや表計算など自分でやりたいことを決めて、自由に操作することができます。限られた時間での活動ですが、コンピュータに興味のある人は、ぜひ入部しましょう。
<軽音楽部>
軽音部はバンド活動をしたい人を募集しています。楽器等は自分がやりたいハードのものを持参することになっていますが、ジャンルは問いません。クラシック・ジャズ・Jホップ等、いろいろな音楽がありますが、好きなことをやろうぜ!家だと近所がうるさい、なんて人には好都合だと思うよ(笑)。
<オセロ・将棋部>
オセロ・将棋部では、いろいろな遊び方をして楽しんでいます。
毎日、オセロや将棋で遊んでいる人は、友達などを連れてきて、いろいろな人達と対戦してみてはいかがでしょうか。
<バドミントン部>
バドミントン部として、部活動を通して、楽しみながら運動してもらえればいいと思っています。バドミントンをやってみたい人は、ぜひ参加して下さい。
今年度は、県大会個人戦で優勝し、全国大会に出場します。
11.卒業生たちの文章
学校を終えて帰る道すがら、空にまたたく星々・・・。
そんな光景をそのタイトルとした「群星」は、本校定時制で毎年3月に発行されている文集で、平成22年3月の発行で通巻47号を数えます。その時々で文集の編集方針にも変遷があったようですが、最近では卒業文集的色彩が濃い編集となっています。「群星」47号の文集の中から生徒の原稿を掲載しました。
☆日常生活☆
私の日常生活は、毎日介助犬訓練に行っています。毎朝5時に家を出て行き、平日は四時まで、土日は夜十時までやっています。明日で一ヶ月の研修が終わります。毎日、家の掃除やケアや募金活動を行ったり、散歩にも行きます。
募金活動は、毎日午後から本厚木の駅前でやっています。雨の日はやらないけれども・・・・。
犬とも仲良くなれたし毎日行くのが楽しみです。今は五頭の犬がいて、雌が三頭で雄が二頭です。一番大きいのは十三才で、小さいのはまだ八ヶ月です。
後は一才と二才と十才がいます。その中で介助犬は二頭しかいません。
後の三頭は今は適性を見ているところです。
私も早く介護訓練士になって、毎日を楽しくやりたいです。
☆学校生活☆
最近思うことがあります。人はひとりでは生きていけないと言いますが、その通りだなあと思います。親が僕を産んでくれて育ててくれた。そして学校に入りそこで得た人、友達は学校生活をする上で一番大切な存在だと思う。小中高とそれぞれ僕にとって意味のある人がいて、その人がいるだけで、少しでも学校という場所がただ学ぶだけの所ではなくなる。
僕は城北工業高校の定時制に入り、そこで出会ったクラスメートは僕にとって大きな存在で、四年間が過ぎようとしている今、改めて4Mでよかったなと思います。学校ではあまりしゃべらない僕にはこのクラスは賑やかなのですが、
それがこのクラスで四年間やってきて、笑顔になったときがたびたびありました。卒業しても今の学校生活は、消えることなく心に残る思い出になると思います。
☆卒業☆
私はこの学校で、沢山のことを学ばせていただきました。入学前から三年間で卒業することを考えておりましたが、最初の一年は特に何もせず、怠惰な生活を送っていました。そして一年が経過し、二年生になってから高卒認定を受けました。しかし全く勉強する気になれず、殆ど覚えていなかったので、「これで落ちたら三年間で卒業するのは諦めよう。」と決めて合格発表を待ちました。
郵送で届いた合否通知書を期待せずに見てみると、五教科中四教科合格していました。予想外の展開に舞い上がり、三年間で卒業も夢じゃないと思えてきて、もう一度試験を受けようという気になりました。そして無事合格しました。ですが、工業の単位は高卒認定では取得することができず、工業系の資格を取ることで単位を認めてもらうしか道はなく、私に資格なんて取ることができるのか不安でしたが、一応受けるだけ受けてみました。最初は不合格でしたが、二度目は合格できて、それが二年生の三月だったので、思ったより早く一つ目の資格が取れたので安心しました。そして、三年生になってからもぼちぼち試験を受け、八月に全ての単位を取得することができました。まさか本当に三年間で卒業できるなんて夢のようです。その夢が叶ったのも、周りの方々のサポートがあったからです。一人では挫けていたでしょう。
定時制という道を選んだことを後悔したこともありましたが、今となっては定時制でよかったと思っています。普通とは違う体験ができましたし、何より三年間を通して、何事にも挑戦してみること、諦めない心を持てば必ず夢は叶うということを学びました。この先もこの経験を生かしていきたいです。
